【交通事故後に知らないと損をする】人身事故と物損事故の違いとは?治療・保険・慰謝料まで徹底解説

2026年07月16日

交通事故に遭った際、警察や保険会社から「人身事故にしますか?物損事故にしますか?」と聞かれることがあります。

事故直後は混乱しているうえ、目立った外傷がないと、

「車が壊れただけだから物損事故でいい」
「少し首が重いけれど、そのうち治るだろう」
「手続きが大変そうなので人身事故にはしたくない」

と考えてしまう方も少なくありません。

しかし、交通事故によるむち打ちや腰痛、頭痛、しびれなどは、事故直後ではなく数時間後から数日後に現れることがあります。身体に痛みや違和感があるにもかかわらず、物損事故のまま手続きを進めると、治療費や慰謝料などの補償を受ける際に確認が必要になる場合があります。

今回は、人身事故と物損事故の違い、交通事故後に痛みが出たときの対応、保険や慰謝料への影響について分かりやすく解説します。

人身事故とは?

人身事故とは、交通事故によって人が死亡したり、ケガをしたりした事故のことです。

警察庁では、交通事故のうち、人の死亡または負傷を伴うものを人身事故として扱っています。

交通事故によるケガには、次のようなものがあります。

・むち打ちによる首の痛み
・肩や背中の張り
・腰痛
・頭痛やめまい
・手足のしびれ
・打撲や捻挫
・骨折や脱臼
・吐き気や倦怠感
・身体を動かしたときの違和感

見た目に傷がなくても、事故によって身体に症状が生じていれば、人身事故に該当する可能性があります。

特に追突事故では、身体が前後に大きく揺さぶられることで首や腰に負担がかかります。事故直後は興奮状態にあり、痛みを感じにくくなっていることもあるため、「その場では痛くなかった」というだけで身体に問題がないとは限りません。

むち打ちについてはこちら

物損事故とは?

物損事故とは、人の死亡やケガが確認されず、車や建物、ガードレール、電柱、塀、持ち物などに損害が発生した事故のことです。

例えば、次のような事故が物損事故に該当します。

・駐車中の車にぶつけた
・車同士が接触したが誰もケガをしていない
・車を電柱やガードレールにぶつけた
・店舗や住宅の塀を壊した
・自転車や衣服、スマートフォンなどが破損した

物損事故では、主に車両の修理費や壊れた物の損害について話し合いが行われます。

ただし、物損事故として届け出た後に首や腰の痛みが出てくるケースもあります。身体に症状が現れた場合は、そのまま放置せず、できるだけ早く医療機関を受診することが重要です。

人身事故と物損事故の大きな違い

人身事故と物損事故の最も大きな違いは、身体への被害があるかどうかです。

人身事故

交通事故によって人がケガをした、または死亡した事故です。治療費、通院交通費、休業損害、傷害慰謝料などが補償の対象になる可能性があります。

物損事故

車や建物、持ち物など、物にだけ損害が発生した事故です。主に車両修理費や代車費用、壊れた物の修理費などが補償の対象になります。

自賠責保険は、交通事故によって他人を死傷させた場合の対人損害を補償する制度です。車の修理費などの物的損害は、自賠責保険の対象ではありません。

物損事故の損害については、加害者が加入している任意保険の対物賠償保険や、被害者自身の車両保険などが関係します。

自賠責保険についてはこちら

人身事故で補償対象になり得るもの

交通事故によるケガと事故との因果関係が認められた場合、一般的には次のような損害が補償の対象になる可能性があります。

1.治療費

病院や整形外科などで必要となった診察、検査、投薬、リハビリなどの費用です。

接骨院・整骨院への通院については、ケガの状態や医師の判断、保険会社との確認などが関係するため、事前に相談しておくことが大切です。

2.通院交通費

医療機関や接骨院へ通院するために必要となった公共交通機関の運賃などです。

タクシー代や自家用車の費用については、必要性や相当性を確認されることがあります。領収書や通院記録は保管しておきましょう。

3.休業損害

交通事故によるケガが原因で仕事を休み、収入が減少した場合に生じる損害です。

会社員やパート、アルバイトだけでなく、自営業者や家事従事者なども、状況に応じて対象になる可能性があります。

4.傷害慰謝料

交通事故によるケガや通院によって受けた精神的・身体的苦痛に対する補償です。

慰謝料は、単に人身事故として届け出れば必ず受け取れるものではありません。事故とケガとの因果関係、治療期間、通院状況、症状の程度などをもとに判断されます。

5.後遺障害に関する損害

適切な治療を続けても症状が残り、後遺障害として認定された場合には、後遺障害慰謝料や逸失利益が補償対象になることがあります。

物損事故のままでは治療できない?

「物損事故のままでは、交通事故の治療を一切受けられない」というわけではありません。

事故当初は痛みがなく、物損事故として処理された後に症状が現れることもあります。その場合は、できるだけ早く病院や整形外科を受診し、身体の状態を確認してもらいましょう。

そのうえで、警察や保険会社へ連絡し、必要な手続きについて確認します。

ただし、事故から受診までの期間が長くなるほど、「その症状が本当に交通事故によるものなのか」という因果関係を確認しにくくなる場合があります。

痛みや違和感がある場合は、我慢して様子を見続けるのではなく、早めに行動することが大切です。

物損事故から人身事故へ切り替えるには?

物損事故として届け出た後に痛みが出た場合、一般的には次のような流れで対応します。

1.早めに医療機関を受診する

まずは病院や整形外科を受診し、事故の日時や状況、痛む場所、症状が現れた時期を正確に伝えます。

必要に応じて画像検査などを受け、医師に診断書を作成してもらいます。

2.警察へ連絡する

事故を届け出た警察署へ連絡し、物損事故から人身事故への切り替えについて相談します。

手続き方法や必要書類は事故の状況によって異なるため、担当する警察署の案内に従ってください。

3.保険会社へ連絡する

相手方の保険会社と、自分が加入している保険会社の双方へ、身体に症状が出て医療機関を受診したことを伝えます。

接骨院・整骨院への通院を希望する場合も、事前に保険会社へ連絡しておくと手続きが進みやすくなります。

交通事故後は必ず警察へ届け出ましょう

交通事故が発生した場合は、人身事故・物損事故にかかわらず警察への届出が必要です。

「小さな接触事故だから」
「相手と話し合いができたから」
「車にほとんど傷がないから」

という理由で、警察へ連絡せずに当事者同士だけで解決することは避けましょう。

警察へ届け出ていない場合、交通事故が発生したことを証明する交通事故証明書が発行されず、後から保険を利用する際に問題になる可能性があります。

事故現場では、相手の氏名、住所、電話番号、車両番号、加入している保険会社なども確認してください。可能であれば、車両の損傷箇所や事故現場、道路状況を写真に残しておきましょう。

事故直後に痛みがなくても注意が必要です

交通事故によるむち打ちでは、事故当日には痛みを感じず、翌日以降に首の痛みや頭痛、吐き気、しびれなどが現れることがあります。

また、症状が軽いからと放置した結果、首や肩の動かしにくさが長引いたり、仕事や日常生活に支障が出たりすることもあります。

交通事故後は、次のような症状に注意してください。

・首を動かすと痛い
・肩や背中が重い
・腰に痛みや違和感がある
・頭痛やめまいが続く
・手足がしびれる
・吐き気や倦怠感がある
・事故後から眠りにくくなった
・天候によって痛みが強くなる

少しでも異常を感じる場合は、自己判断せずに医療機関へ相談しましょう。

ハンズ鍼灸接骨院グループの交通事故施術

ハンズ鍼灸接骨院グループでは、交通事故によるむち打ち、首の痛み、肩の張り、腰痛、背中の痛みなどのご相談を受け付けています。

事故の衝撃によって負担がかかった筋肉や関節の状態を確認し、一人ひとりの症状に合わせて施術を行います。

交通事故後の症状は、事故の状況や身体の状態によって異なります。そのため、痛みのある部分だけでなく、事故の衝撃がどのように加わったのか、日常生活でどのような動作がつらいのかなどを丁寧に確認することが重要です。

病院や整形外科に通院しながら、接骨院で施術を受けることを検討されている方もご相談ください。保険会社への連絡方法や通院に関する一般的な流れについても、分かりやすくご案内します。

※施術費の取り扱いや補償内容は、事故状況、過失割合、保険契約、保険会社の判断などによって異なります。

まとめ|身体に違和感があれば早めに相談しましょう

人身事故と物損事故の違いは、交通事故によって人の身体に被害が生じているか、物だけに損害が生じているかという点にあります。

事故直後に痛みがなくても、時間が経ってから首の痛み、腰痛、頭痛、しびれなどが現れることは珍しくありません。

交通事故に遭ったときは、次のポイントを覚えておきましょう。

・事故の大小にかかわらず警察へ届け出る
・相手の連絡先や保険会社を確認する
・事故現場や車両の写真を残す
・身体に違和感があれば早めに医療機関を受診する
・保険会社へ事故と受診状況を連絡する
・物損事故から人身事故への切り替えは警察へ相談する
・診断書や領収書、通院記録を保管する

ハンズ鍼灸接骨院グループでは、交通事故後のむち打ちや首・肩・腰の痛みについてご相談を承っています。

「物損事故として処理した後に痛みが出てきた」
「病院に通っているが、身体のつらさが続いている」
「接骨院にも通院できるのか知りたい」
「保険会社へどのように伝えればよいか分からない」

このようなお悩みがある方は、痛みを我慢せず、お早めにハンズ鍼灸接骨院グループへご相談ください。

交通事故後の身体の不調は、早期に状態を確認し、適切な対応を始めることが大切です。

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