ランナー膝(腸脛靱帯炎)



- 運動中、運動後に膝の外側に痛みを感じる
- ある程度の距離を走ると痛みがでる
- 特に下り坂を走る時に痛みが増す
- 膝を曲げた状態から伸ばす時に痛みがでる
- 競技へ早期復帰したい
ランナー膝・腸脛靭帯炎とは?
ランナー膝(腸脛靭帯炎)は、膝の外側に痛みが生じるスポーツ障害です。特に長距離走(マラソンなど)を行うランナーによく見られることから、「ランナー膝」という名称で広く知られています。

腸脛靭帯とは?
- 場所:骨盤の外側にある大腿筋膜張筋と大殿筋から始まり、太ももの外側を通って、膝の外側の下にある脛骨まで伸びています。
- 役割:腸脛靭帯は、骨盤の安定化や姿勢の制御、膝関節の動きをサポートする役割があります。

ランナー膝・腸脛靭帯炎の原因
ランナー膝の大きな原因は、「足の使いすぎ」や「体のバランスのくずれ」、「足のねじれ」などです。たとえ少しだけでも体のバランスが悪かったり、足の向きが正しくなかったりすると、走ったりジャンプしたりといった動きをたくさんくり返すうちに太ももの外がわにある靭帯(腸脛靱帯)と、膝の外側の出っ張った骨がこすれ合ってしまいます。
このこすれが何度も続くと、靭帯と骨が触れているところがだんだん炎症を起こして、膝の外がわがズキズキ痛くなるようになります。
ランナー膝・腸脛靭帯炎になりやすい人
- 陸上選手、特に長い距離を走る人(マラソンランナーなど)
- 自転車、スキー、登山、バレーボールなど、ひざに負担がかかる動きをよくする人
- ランニングを始めたばかりの人や、足の筋肉が弱い人
- 足の筋肉がかたくなっている人
- O脚ぎみで、体重が足の外がわにかかりやすい人
ランナー膝・腸脛靭帯炎のセルフチェック方法
「グラスピングテスト」という方法があります。まず、ひざを90度くらい曲げた姿勢をとります。その状態で膝の外側の少し上(2〜3cmあたり)を手で押さえます。この場所は、太ももの骨の出っ張りと靭帯(じんたい)がこすれるところです。
そのまま、ひざをゆっくり伸ばしてみてください。押さえている場所に痛みが出る場合は、ランナー膝の可能性があります。
ハンズ鍼灸接骨院小牧院のランナー膝・腸脛靭帯炎の施術方法
1. カウンセリングと検査
- 痛みの原因(膝・骨盤・足のバランスなど)を詳しくチェック。
- 問診・動作分析・触診を通じて、痛みの元を特定します。

2. 物理療法・電気治療
- 超音波治療で炎症や腫れを抑え、血流促進と組織回復を図ります。
- ハイボルテージ(高電圧電気療法)で神経を鎮め、痛みと筋緊張を軽減します。
- 必要に応じて 立体動態波 を使用し、深部の筋肉や神経まで広範囲に刺激。

3. 鍼灸(はり・お灸療法)
- 大腿筋膜張筋や中殿筋など下肢の緊張筋に対して鍼を施し、血流改善と痛み緩和。
- 炎症が強い箇所への低周波鍼を併用し、より局所的な痛みを和らげます。
4. 手技療法・筋膜リリース
- マッサージや筋膜リリースで、腸脛靭帯周辺の筋肉をほぐし滑りをスムーズにします。
- 骨盤や股関節・足首といった、下肢全体のアライメント調整によって膝への負担を軽減します。

5. テーピング・サポーター
- 膝外側や股関節・足のアライメントを整えるテーピングで、負担を分散。
- 再発予防のために、運動前後でも巻けるよう指導します。
6. 運動指導・リハビリ
- ストレッチ指導(大殿筋、ハムストリングス、股関節前面など)で柔軟性アップ。
- 体幹トレーニング・インナーマッスル強化で、ランニングフォームの安定を目指します。
- O脚・内反膝の方には 内転筋強化や骨盤調整 による根本的な改善も実施。

7. 自宅ケア&再発予防
- ストレッチ方法(お尻・太もも裏・股関節)をお伝えし家庭で継続して実施。
- フォームチェックサポート。
✅ まとめ
ハンズ鍼灸接骨院 小牧院では、ランナー膝に対し次のような総合アプローチで根本改善を目指します:
- 痛みの原因を的確に診断
- 電気・物理療法で炎症と痛みを緩和
- 鍼灸と手技で筋肉・靱帯の柔軟性と血流アップ
- 骨盤〜足までのバランスを整えて再発リスクを減少
- ストレッチ&トレーニングで予防力を強化
- テーピングで運動時のサポートも丁寧に実施
これにより、「痛みを取る治療」だけでなく、「再び痛まない体づくり」までしっかりケア出来るのが特長です。気になる点があれば、直接ご相談ください!